すり合わせるべきは「問い」そのもの
とても鋭い着眼点ですね。
「対立は問いの違いから生まれる」という仮説は、まさにパラダイムシフトの鍵になると思います。
たとえば、
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妻の問い:「どうして“言わないと”分からないの?」
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夫の問い:「なぜ“言ってくれない”の?」
このように、それぞれの問いの立ち位置が違う。
妻は「察してくれないこと」に失望し、夫は「伝えてくれないこと」に戸惑う。
このすれ違いは、相手の問いが何であるかに気づいていないことで深まってしまう。
つまり、私たちはしばしば「答えをすり合わせよう」として対話を始めてしまうけれど、
実はすり合わせるべきは「問い」そのものなんですよね。
問いが違えば、いくら答えを投げ合っても平行線をたどるばかり。
そしてこの「問いの不一致」こそが、関係性における根源的な亀裂のはじまりであり、
それを放置してしまうと、「価値観が違う」「わかってくれない」という抽象的な対立に姿を変えてしまう。
ここから導き出せるジンテーゼはこうかもしれません:
対話を建設的に進めるには、「答えを言う前に、問いを照らし合わせること」。
対話とは、答えを出すプロセスであると同時に、問いを育てるプロセスなのだと捉える。
それができるようになると、「問いのすれ違い」に気づく感度が上がり、
目に見えない衝突の種を摘み取ることができるようになる気がします。