このソースは2025年7月22日に公開された週刊市場レポートであり、2025年7月14日から7月18日までの「先週の振り返り」と、2025年7月21日から7月25日までの「今週の展望」を中心に構成されています。
タイムライン
2025年
- 7月14日(月)
- トランプ米大統領がメキシコとEUに対する30%の関税適用を自身のSNSに投稿。
- 時間外取引でNYダウ先物など米主要指数が下落。
- 東京外国為替市場でドル円が一時147円を割り込み円高に振れる。
- 日経平均、TOPIXともに売り先行で始まり、下げ幅を広げる展開。
- 売り一巡後、ドル円が買い戻され円安に振れたことで買い戻しにつながる。
- 午後には両指数ともプラスに浮上する場面があったが、薄商いで買いが続かず、取引終了にかけて売られる。
- 日経平均は3日続落、TOPIXは小幅反落で終了。
- 主要経済指標:5月機械受注、中国6月貿易収支
- 7月15日(火)
- 一部報道で、トランプ米大統領がAIとエネルギー分野へ700億ドルの投資を発表すると伝わる。
- 米国政府が中国への一部半導体輸出を許可すると伝わる。
- データセンター関連や半導体製造装置関連株が買われ、日経平均を押し上げる。
- 日経平均は小幅高で始まった後一時マイナスに沈むが、すぐに切り返してプラスに転じ、その後方向感のない値動き。
- 午後には一時マイナスに沈む場面があったが、半導体関連株が買われて指数を押し上げ、日経平均は高値引け、TOPIXもプラスで終了。
- 主要経済指標:中国4-6月期GDP、同6月鉱工業生産、同6月小売売上高、独7月ZEW景況感指数、米6月消費者物価指数、同7月NY連銀製造業景気指数
- 7月16日(水)
- 米国市場で半導体関連株が買われ、ナスダック総合指数が過去最高値を更新して終了したことが東京市場の下支えとなる。
- 日経平均は小幅高で始まった後すぐに売り物に押され小幅なマイナスに転じるが、売り込む動きは見られず、前日終値を挟んだ方向感のない値動き。
- 午後にはオランダ半導体製造装置大手ASLMの業績発表への期待で半導体関連株が買われ、日経平均は一時39,923円、245円高となる場面がある。
- ASMLが2026年の業績停滞への警戒を示したことから、好業績が織り込み済みとなり、225先物主導で失速。
- 日経平均、TOPIXともに小反落で終了。
- 主要経済指標:6月訪日外国人客数、英6月消費者物価指数、米6月卸売物価指数、同6月鉱工業生産、米地区連銀経済報告
- 7月17日(木)
- 東京市場は売り先行で始まり、一時39,370円、292円安となる場面がある。
- 売り一巡後、買い戻しが優勢となり下げ幅を縮める。
- ドル円が148円台に乗ってさらに円安に振れたことも買い戻しにつながり、午後にはプラス圏に浮上。
- 台湾の半導体受託生産大手TSMCの決算が予想を上回ったと伝わると、下落していた国内の半導体関連株が下げ幅を縮め、プラス圏で推移していた関連銘柄が上げ幅を広げる。
- 取引終了にかけて指数が押し上げられ、ほぼ高値で終了。
- 主要経済指標:6月貿易統計、米週間新規失業保険申請件数、同6月小売売上高、同7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、同7月NAHB住宅市場指数、G20財務相中央銀行総裁会議
- 7月18日(金)
- ナスダック総合やS&P500といった米主要指数が過去最高値を更新して終了したことが好感され、東京市場は買い先行。
- 日経平均は4万円台を回復して始まり、一時40,087円、186円高となる場面がある。
- 前日に減益予想の決算を発表したディスコと、連動して売られたアドバンテストが下げ幅を広げ、指数が押し下げられマイナスに転じて午前の取引を終える。
- 午後に入ってからは、翌日から3連休入りとなることや20日に参議院選挙を控えるため、積極的な売買が見送られ、方向感のない値動きのまま小幅安で終了。
- 主要経済指標:6月全国消費者物価指数、米6月住宅着工、同建設許可件数、同7月ミシガン大学消費者信頼感指数
- 7月20日(日)
- 参議院選挙が行われ、自民党が議席数を減らし自公で過半数割れとなる。衆議院に続いて参議院でも少数与党となることが確定。
- 7月21日(月)
- 国内休場。
- 選挙結果判明後も株価指数先物には大きな変動が見られず、比較的落ち着いた値動き。
- 為替市場ではベッセント財務長官が「もし、インフレ率が低ければ、金利を引き下げるべき」と発言。
- 日本時間夜間では円高に振れる。
- 主要経済指標:中国7月最優遇貸出金利、米6月景気先行指標総合指数
- 7月22日(火)
- 主要経済指標:6月コンビニエンスストア売上高
- 米国企業決算発表:シャーウィン・ウイリアムズ、コカ・コーラ
- 7月23日(水)
- 主要経済指標:米6月中古住宅販売件数
- 米国企業決算発表:テスラ、IBM、アルファベット
- 国内企業決算発表:オービック
- 7月24日(木)
- 主要経済指標:トルコ中銀政策金利発表、ユーロ圏7月製造業PMI、同7月サービス業PMI、ECB理事会、米週間新規失業保険申請件数、ラガルドECB総裁会見、米7月製造業PMI、同7月サービス業PMI、同6月新築住宅販売件数
- 米国企業決算発表:インテル
- 国内企業決算発表:信越化学、ニデック、キヤノン
- 7月25日(金)
- 主要経済指標:7月東京都区部消費者物価指数、独7月Ifo企業景況感指数、米6月耐久財受注
- 国内企業決算発表:ファナック、スクリーンHD、ルネサスエレクトロニクス
登場人物
- トランプ米大統領:
- 米国の大統領。メキシコとEUに対する関税適用をSNSに投稿したり、AIとエネルギー分野への700億ドル投資を発表したり、中国への一部半導体輸出許可に関する報道があったりと、市場に大きな影響を与える発言や動向が見られる。
- 石破首相:
- 日本の首相。参議院選挙で自公が過半数割れとなった後も続投の意向を示している。
- ベッセント財務長官:
- 為替市場に影響を与える発言をする要人。「もし、インフレ率が低ければ、金利を引き下げるべき」と発言し、日本時間21日の夜間に円高につながった。
- ラガルドECB総裁:
- 欧州中央銀行(ECB)の総裁。ECB理事会後に会見が予定されており、ユーロ圏の金融政策に影響を与える人物。
企業・組織
- ASML:
- オランダの半導体製造装置大手。2025年7月16日に業績発表への期待で株価が上昇したが、2026年の業績停滞への警戒を示したことで失速した。
- TSMC:
- 台湾の半導体受託生産大手。2025年7月17日に決算が予想を上回ったと伝わり、国内の半導体関連株の押し上げ要因となった。
- ディスコ (DISCO):
- 日本の企業。2025年7月18日に減益予想の決算を発表し、株価下落の一因となった。
- アドバンテスト (Advantest):
- 日本の企業。2025年7月18日にディスコの決算に連動して株価が下落した。
- トヨタ自動車 (7203):
- 日本の自動車メーカー。2025年7月18日時点で「もち合い」のチャート形状分析対象銘柄。
- 住友ファーマ (4506):
- 日本の製薬会社。2025年7月18日時点で「上昇トレンド」のチャート形状分析対象銘柄。
- パーソルホールディングス (2181):
- 日本の人材サービス会社。2025年7月18日時点で「上昇トレンド」のチャート形状分析対象銘柄。
- IHI (7013):
- 日本の重工業メーカー。2025年7月18日時点で「もち合い」のチャート形状分析対象銘柄。
- ABEJA (5574):
- 日本のAI企業。2025年7月15日取引終了後の決算発表が好感され、7月17日に高値をつけたが、その後続落している。2025年7月18日時点で「上昇トレンド」のチャート形状分析対象銘柄。
- シャーウィン・ウイリアムズ (Sherwin-Williams):
- 米国の塗料メーカー。2025年7月22日に決算発表予定。
- コカ・コーラ (Coca-Cola):
- 米国の飲料メーカー。2025年7月22日に決算発表予定。
- テスラ (Tesla):
- 米国の電気自動車メーカー。2025年7月23日に決算発表予定。
- IBM:
- 米国のIT企業。2025年7月23日に決算発表予定。
- アルファベット (Alphabet):
- 米国のテクノロジー企業(Googleの親会社)。2025年7月23日に決算発表予定。
- インテル (Intel):
- 米国の半導体メーカー。2025年7月24日に決算発表予定。
- オービック (Obic):
- 日本のソフトウェア開発会社。2025年7月23日に決算発表予定。
- 信越化学 (Shin-Etsu Chemical):
- 日本の化学メーカー。2025年7月24日に決算発表予定。
- ニデック (Nidec):
- 日本のモーターメーカー。2025年7月24日に決算発表予定。
- キヤノン (Canon):
- 日本の光学機器メーカー。2025年7月24日に決算発表予定。
- ファナック (FANUC):
- 日本の産業用ロボットメーカー。2025年7月25日に決算発表予定。
- スクリーンHD (SCREEN Holdings):
- 日本の半導体製造装置メーカー。2025年7月25日に決算発表予定。
- ルネサスエレクトロニクス (Renesas Electronics):
- 日本の半導体メーカー。2025年7月25日に決算発表予定。