Introduction: A Market in Overdrive
9月8日〜12日の日本株式市場は、歴史的な一週間となりました。日経平均株価は史上初めて44,000円の大台を突破し、TOPIXと共に連日のように史上最高値を更新。市場は熱狂的な雰囲気に包まれ、ニュースヘッドラインは記録的な上昇を次々と報じました。
9月8日(月)、市場を大きく押し上げた直接的なきっかけは、週末に報じられた石破首相の突然の辞任表明でした。政治の不透明要因が株価の重しとなることは珍しくありませんが、今回は全く逆の反応を見せたのです。
この政治イベントが市場に好感された理由は、主に2つあります。第一に、「次期政権への政策期待が高まった」こと。そして第二に、石破首相の辞任によって「日銀の利上げ観測が後退した」ことです。政治的な不透明感が高まる局面では、中央銀行は金融政策の変更に慎重になる(様子見姿勢を強める)との思惑が働き、金融引き締めへの警戒感が和らいだことが歓迎されました。
これに加えて、進行していた円安や、取引開始前に発表された4-6月期のGDP改定値の上方修正といった好材料も重なり、投資家に強い「買い安心感」をもたらしました。政治的なサプライズが、結果として記録的な株高への強力な追い風となったのです。
タイムライン:2025年9月8日〜9月12日
日付
|
主なイベント
|
|
9/8(月)
|
8月景気ウォッチャー調査、中国8月貿易収支、独7月鉱工業生産 [i]。
|
|
9/9(火)
|
8月マネーストック [i]。
|
|
9/10(水)
|
中国8月消費者物価指数、同8月卸売物価指数、米8月卸売物価指数 [i]。
|
|
9/11(木)
|
7-9月期法人企業景気予測調査、ECB理事会、米週間新規失業保険申請件数、米8月消費者物価指数、ラガルドECB総裁会見 [i]。
|
|
9/12(金)
|
メジャーSQ、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数 [i]。
|