放課後のプリンと、
見えないルールの話
―「DAO」って、
もしかして私たちの未来の話かも?―
1. プリンが消えた日
放課後、冷蔵庫に入れておいたプリンが消えてた。
「え、誰?勝手に食べたの?」
問いかけても、みんな目をそらす。
「知らな〜い」「え、プリンあったっけ?」
なんとなく空気が濁って、でも誰も怒らない。
だって、怒ったら「空気読めない」って思われそうだから。
…こういうの、あるよね?
でもさ、ちょっと思ったんだ。
「この教室って、誰がルール決めてるんだろう?」
先生?生徒会?それとも、なんとなくの“空気”?
2. 「空気」って、誰が作ってるの?
たとえば、クラスLINEで「文化祭どうする?」って話になると、
いつも声の大きい子が仕切って、
「それでいいよね?」って流れになる。
反対したら「めんどくさい子」って思われそうで、
結局、みんな「いいね」だけ押して終わる。
でも、ほんとはちょっとモヤモヤしてる。
「私の意見、言ってもいいのかな?」って。
ねえ、もしもさ、
「みんなが平等に意見を出せて、ちゃんと反映される仕組み」があったら、
ちょっとだけ、世界って変わると思わない?
3. DAOって、なんかそれっぽい
ある日、YouTubeで「DAO」って言葉を聞いた。
「ダオ?なにそれ、アイドルグループ?」って思ったけど、
なんとなく気になって調べてみた。
DAOって、「Decentralized Autonomous Organization」の略。
日本語にすると「分散型自律組織」っていうらしい。
…うん、わかんないよね(笑)
でも、ざっくり言うと、
「みんなでルールを決めて、みんなで動かすチーム」みたいなもの。
社長もいないし、偉い人もいない。
ルールは最初にみんなで決めて、あとはそのルールに従って動く。
しかも、そのルールは“ブロックチェーン”っていう技術で守られてて、
勝手に変えられないんだって。
つまり、「空気」じゃなくて「透明なルール」で動く世界。
4. え、それって…ちょっといいかも?
たとえば、文化祭の出し物を決めるとき、
みんなが匿名でアイデアを出して、
投票で決める。
誰の意見か分からないから、人気とか関係ない。
「この子の意見だから通る」とか、「あの子のはスルー」とか、ない。
しかも、決まったことはちゃんと記録されて、
あとから「そんなの聞いてない!」ってならない。
…なんか、ちょっとフェアじゃない?
もちろん、DAOってまだまだ難しいし、
全部がうまくいくわけじゃない。
でも、「誰かが勝手に決める」んじゃなくて、
「みんなで決める」っていう考え方、
ちょっとだけ、希望がある気がしたんだ。
5. 「知らない」って、悪いこと?
正直、最初は「DAO?なにそれ、おいしいの?」って思ってた。
でも、ちょっとだけ調べてみたら、
「これって、私たちの毎日のモヤモヤに関係あるかも」って思えた。
知らないことって、恥ずかしいことじゃない。
むしろ、「なんか気になる」って思える自分が、
ちょっとだけ誇らしかった。
ねえ、あなたはどう?
「空気」じゃなくて「ルール」で動く世界、
ちょっとだけ、見てみたくない?
6. 最後に、そっと問いかけてみる
もしも、
「誰かが勝手に決める世界」じゃなくて、
「みんなで決める世界」があったら、
あなたは、そこに参加してみたいと思う?
DAOって、たぶん、
技術の話じゃなくて、
「どう生きたいか」の話なんだと思う。
プリンが消えたあの日のモヤモヤも、
もしかしたら、
未来のルールづくりのヒントになるかもしれない。