- 動画教材:馬渕磨理子先生の解説
- 1. イラン情勢とホルムズ海峡の動向
- 2. 高市総理とトランプ大統領の会談成果
- 3. イラン情勢に伴う3つの経済シナリオ
- 4. 株式市場の見通しと投資スタンス
- 先週の市場タイムライン(2026年3月16日〜3月20日)
動画教材:
馬渕磨理子先生の解説
ご提示いただいた最新のソース「【撮って出し】イラン情勢、日本経済と株式市場の見通し」に基づき、動画のポイントを箇条書きでまとめます。
1. イラン情勢とホルムズ海峡の動向
- 日本船の通行容認:イラン側がホルムズ海峡において、日本船舶の通過を認める意向を示しました。
- 日本の国際的スタンス:日本政府は「日本だけの特別措置」を求めるのではなく、すべての国が安全に航行できる「公海の自由」を重視する姿勢を打ち出し、国際的に高く評価されています。
- トランプ大統領の意向:トランプ大統領は中間選挙を見据え、中東からの早期撤退を望んでいる節があり、発言が流動的になっています。
2. 高市総理とトランプ大統領の会談成果
- 外交の成功:3月19日の会談は極めて良好に終わり、日本が欧州諸国をリードしてイラン非難の共同声明を出したことが、トランプ大統領に強い好印象(「日本はNATOとは違う」)を与えました。
- エネルギーの多重化:中東依存度(9割超)を下げるため、アラスカ産原油の共同開発やレアアース調達について日米で合意しました。これは、以前議論した「エネルギー調達の多様化」という戦略の実践です。
3. イラン情勢に伴う3つの経済シナリオ
原油価格の動向を中心に、今後の世界経済を3つの時間軸で予測しています。
- シナリオ1(3ヶ月で収束):原油が70〜80ドル台に落ち着けば、経済へのダメージは浅く、米国の利下げや日銀の金融正常化も規定路線で進みます。
- シナリオ2(半年程度継続):原油高が続けば、米国が再利上げに踏み切る可能性があり、さらなる円安と世界的な景気後退リスクが高まります。
- シナリオ3(1年以上の長期化):1970年代のような深刻なスタグフレーションに陥り、家計負担は年間5万円以上増加、企業の賃上げや投資意欲も凍結される恐れがあります。
4. 株式市場の見通しと投資スタンス
- 日経平均のレンジ:現在の調整局面でもPERは18.9倍とまだ高く、**5万円割れ(PER15〜16倍)**までは想定の範囲内としています。
- 目標株価の維持:企業の稼ぐ力(EPS 3000円)を根拠に、年末の6万円シナリオに変更はないとしています。
- 二極化するエネルギー株:原油高で利益が出る「元売り企業」と、原材料高で売られる「化学企業」に分かれていますが、過度に売られた優良株は好機となる可能性があります。
2026年3月16日から3月20日までの「先週の市場の動き」についてタイムラインを作成します。
この週の東京市場は、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の乱高下や、米国の金融政策、日米首脳会談など多くの材料に翻弄され、週後半には歴代9位となる歴史的な大暴落を記録する非常に激しい展開となりました。
先週の市場タイムライン(2026年3月16日〜3月20日)
3月16日(月):原油高を嫌気し3日続落
- 主な要因: 取引開始前にWTI原油先物価格が再び100ドルを突破したことで、企業業績や景気への悪影響が強く意識されました。
- 市場の動き: 売り先行で始まり、一時は強弱が対立する値動きとなりましたが、10時過ぎから先物売りに押され、一時705円安(53,113円)まで下げ幅を広げました。
- 結果: 午後は時間外の米株先物がプラス圏で推移したことで買い戻しが入り、下げ幅を縮めましたが、日経平均・TOPIXともに3日続落となりました。
3月17日(火):原油安での反発から急失速
- 主な要因: 米国株の反発は好材料でしたが、取引時間終盤の原油価格再上昇が 찬水を浴びせました。
- 市場の動き: 買い先行で始まり、一時637円高(54,388円)まで上昇しましたが、14時40分ごろに原油先物が上昇したと伝わると一気にマイナス圏へ沈みました。
- 結果: 日経平均は4日続落。一方、TOPIXはプラス圏を維持し、4営業日ぶりに反発しました。
3月18日(水):日米首脳会談への期待で大幅続伸
- 主な要因: 米国当局者の発言で原油供給不安が和らぎ、米国株が上昇したこと、および日米首脳会談への期待が追い風となりました。
- 市場の動き: 日経平均は54,000円台を回復して始まり、午後には米国への投資案件や米国からの原油調達への期待から買いが加速しました。
- 結果: 日経平均は55,000円台を回復して高値引け。TOPIXもほぼ高値で取引を終えました。
3月19日(木):歴代9位の記録的な大暴落
- 主な要因: FOMC後のパウエル議長会見による利下げ期待の後退、およびイランのガス田施設がイスラエルから攻撃を受けたことによる原油価格100ドル突破が直撃しました。
- 市場の動き: 日経平均は951円安で始まり、すぐに54,000円を割り込みました。昼休みに日銀が政策金利の据え置きを発表すると、午後に入り一段と下げ幅を拡大しました。
- 結果: 一時2,049円安まで売り込まれ、終値でも1,866円安を記録。これは下落幅として歴代9位となる歴史的な大暴落となりました。
3月20日(金):春分の日
- 概況: 国内市場は祝日のため休場でした。