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2026年8月31日(月)から9月4日(金)の主な出来事:金利上昇・原油高

8月31日(月)から9月4日(金)までの1週間における東京株式市場の動きをタイムラインにまとめました。


📊 週次市場動向タイムライン(8/31〜9/4)

  • 8月31日(月)

    • 要因: 28日のジャクソンホール会議におけるウォーシュFRB議長の講演が「タカ派的」と受け止められ、米国株が下落した流れを引き継ぎ、売り先行で開始。
    • 市場の動き: 日経平均は一時**1,573円安(安値64,832円)**まで急落し65,000円を割り込んだが、午後には韓国市場の下げ幅縮小や月末の買い戻しが入り、下げ幅を縮小して終了。
    • TOPIX: 時価総額の大きいセクターが買われ、8日続伸
  • 9月1日(火)

    • 要因: 米国株の下落を受けて、東京市場も日経平均・TOPIXともに売り先行でスタート。
    • 市場の動き: 日経平均は取引開始直後に735円安となったが、売り一巡後に買い戻しが優勢となり一時プラスに浮上。しかし、午後に入ると上値が重くなり、大引けのクロージング・オークションで売りが優勢となって続落。
    • TOPIX: 取引開始後に切り返してプラス圏へ浮上し、9日続伸で終了。
  • 9月2日(水)

    • 要因: 米長期金利の上昇に伴う米国株安に加え、イラン情勢の緊迫化から原油先物価格が90ドル台に乗せるなど、複数の悪材料が重なる。
    • 市場の動き: 東京市場は大幅安。日経平均は開始直後に65,000円を割り込み、午後には一時**2,000円安(安値64,215円)**を記録。アジア株や米国株先物の軟調さから買い戻しも入らず、両指数ともにこの日の安値圏で終了。
  • 9月3日(木)

    • 要因: 米長期金利の上昇一服に伴う米国株の上昇や、前日の大幅安に対する反動から買い先行で開始。
    • 市場の動き: 日経平均は400円程値上がりして始まったものの、その後は方向感のない展開に。午後に入ると、韓国KOSPIの急落がネガティブサプライズとなり売りが波及。一時**552円安(安値63,772円)**まで売り込まれ、4日続落で終了。
    • TOPIX: 午前中に上げ幅を広げるなど日経平均と異なる動きを見せ、最終的に小幅反発
  • 9月4日(金)

    • 要因: FRB理事の講演を受けて早期利上げ観測が後退し、米長期金利が低下。これを受けた米国株の上昇が好気配となる。
    • 市場の動き: 日経平均・TOPIXともに買い先行。午後は韓国KOSPIの上昇や国内長期金利の低下が安心感をもたらし、取引終了にかけて上げ幅を拡大。65,000円台を回復し、5営業日ぶりに反発
    • TOPIX: 小幅高となり、続伸で取引を終える。

 

追加情報

 

結論:2026年8月31日(月)〜9月4日(金)の株式市場は、 「金利ショック × 原油高 × AI・半導体への極端な資金集中」という三重のゆがみが同時進行した“構造的に不安定な週”でした。

 

📌 1. 市場全体のテーマ(週を支配した3つの力)

  • FRBのタカ派化(ウォーシュ議長の発言) → 世界的に金利上昇、特に米2年債・10年債が高止まり。 → グロース株・半導体株に売り圧力。

  • 中東情勢の緊迫化 → 原油先物高騰 → インフレ警戒が再燃し、株式市場から資金が逃げる。

  • 指数を動かす巨大銘柄への“偏極化(ポーラリゼーション)” → 日本市場ではソフトバンクG・アドバンテストなど少数銘柄が指数を押し上げる一方、広範な銘柄は下落。

 

📌 2. 日本株:数字は動いたが「市場の広がり」は乏しい

● 日経平均の動き

  • 週前半:金利上昇・原油高で連日軟調

  • 9月4日(金):806円高の急反発(値ごろ感+半導体買い)

しかしこの反発は「市場全体の回復」ではなく、 指数寄与度の高い巨大IT・半導体株への局所的集中が原因。

  • ソフトバンクG+アドバンテストで日経平均上昇の約83%を占める

  • 値上がり銘柄数<値下がり銘柄数

  • TOPIXはほぼ横ばい(+0.02%)

● 業種別トレンド(下落が優勢)

  • 下落:非鉄・半導体製造装置・精密機器・人材・不動産・食料品

  • 上昇:電力・銀行・損保・証券(金利上昇メリット)

 

📌 3. 米国株:FOMCへの警戒で“コインフリップ相場”

  • ダウは史上最高値圏だが上値重い

  • 米2年債利回り:4.29%前後

  • 米10年債利回り:4.72%前後

  • 9月FOMCの利上げ確率は50%前後の五分五分

ドルは全面高となり、円高メリット株が日本で買われた。 (為替は一時 1ドル=155円台前半

 

📌 4. セクター別:強弱が極端に分かれた週

● 強いセクター(構造的追い風)

  1. AI・半導体・先端IT → 調整しつつも週末に買い戻し。 → 日本市場の上昇はほぼこのセクターが牽引。

  2. 金融・保険・銀行 → 金利上昇メリットで堅調。

  3. 防衛・重工 → 中東情勢の緊迫化で注目度上昇。

● 弱いセクター(逆風)

  • グロース株全般

  • 中小型株(東証グロース250は限定的反発)

  • 原油高の影響を受ける消費関連

 

📌 5. 個別材料:レーティング変更が相次ぐ

調査機関のレーティングでは、以下の傾向が顕著:

● 格上げ(投資判断引き上げ)

  • 双日、三菱ケミカルG、ゼオン、コスモHD、東洋炭素、大同特殊鋼、東プレ、シスメックス、村田製作所、IHI、タカラトミー、伊藤忠、関西電力など

● 目標株価の増額(最上位継続)

  • 住友ゴム、ニッタ、東海カーボン、日本製鉄、古河電工、住友電工、SWCC、しずおかFG、リクルート(複数社が大幅増額)、SMC、日機装、ダイフク、NEC、富士通、三菱重工、ゆうちょ銀行、トヨタ、ゼンショーHD、アシックスなど