こっそり国民の負担を増やすステルス増税に注目せよ

 

ステルス増税とは、公に増税と宣言されていないにもかかわらず、実質的に国民の負担が増える政策のことを指します。具体的には、税率の変更ではなく、税制の変更や新たな税金の導入によって、気づかないうちに税負担が増加することを言います。2023年から2026年にかけて、日本政府が計画しているステルス増税には、以下のようなものがあります1

  • インボイス制度:2023年10月からスタートし、個人事業主を中心に負担が増加する可能性があります。
  • 復興特別所得税:徴収期間が14~20年延長される予定です。
  • 高齢者の介護保険:所得がある高齢者の自己負担率が増加する可能性があります。
  • 国民年金:納付期間が5年延長される案があります。
  • 森林環境税:2024年から1世帯あたり年間1,000円が課税される予定です。

これらの政策は、直接的な増税ではないものの、国民の税負担を増やす結果となります。ステルス増税は、国民が気づきにくい形で負担を増やすため、批判の対象となることもあります。政府の財源確保の手段として用いられることが多いですが、その内容や影響については国民にとって十分に理解しにくいものとなっています。このため、政策に対する理解を深め、適切な対応を考えることが重要です。